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天気 言い伝え〜日本全国天気の言い伝え
天気に関する言い伝えについて
昔から天気に関する言い伝えは、地方独自のものと日本全国共通のものなどあ
わせると、かなり多くありました。例えば「西の山が見えれば天気」「鱗雲が出
た翌日は雨または風」などがあります。天気の変化は地域によって違うので、そ
の地域にしかない言い伝えもあります。天気のことわざ事典などが出版されてい
るので、確認してみるのもいいでしょう。
具体的に言われている言い伝え
- 朝、スズメがさえずると晴
- アリが穴をふさぐと雨
- アリが行列を作ると雨
- アリに水をかけると雨
- 牛の鼻がかわいていると晴れになる
- カエルがとび回ると雨
- カエルが鳴くと雨
- カエルをいじめる(殺す)と雨がふる
- 柿がたくさんなると雪がふる
- カメムシが多く出ると雪が多い
- カラスの帰りがおそいと翌日は雨
- クモが巣をはると晴れになる
- 魚が水面でパクパクすると雨が近い
- 魚が水の上をはねると雨
- 魚が集まると晴れ
- 魚を釣るより天気を釣れ
- タカやトンビが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨
- 鳥(ツバメ・スズメ)が低く飛ぶと雨
- 鳥(ツバメ・スズメ)が水をあびると雨
- 鳥が高く飛ぶと晴れ
- トンビが川の上で鳴くと雨
- トンボが家の中に入ってきたら晴れ
- ネコが顔をあらうと雨ちかい
- ネコが顔を洗うと晴れ
- ネコがさわぐと明日雨
- ネコが耳まで顔を洗うと雨
- ハコベが花を閉じると雨
- ヘビが木に上がるときは天気
- 変な虫が出ると雨
- ミミズが道にでると雨
- ミミズを踏むと雨
- 虫(カマキリ)が卵を高いところにうみつけると雪が多い
- モズのはやにえの位置が高いと雪多い
天気 言い伝え(飛騨の場合)
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴れの前兆
- お日様またはお月様が笠をかむると雨
- 山が近くに見えると雨、遠くに見えると晴れ
- 朝霧が深いと、天気が良くなる
- 魚が水面に浮かんで出るときは翌日雨が降る
- 朝雨は女の腕まくり(たいしたことはない)
- 朝雪と嫁の涙に驚くな(朝雪はやがて晴れるし、嫁の涙は寝て起きれば晴れ
る) - 朝鳩が鳴くと、その日は雨。夕方鳴くと翌日は晴れ
- 3日続いて霜が降りれば、雨
- フクロウが鳴くと、翌日は天気がよい
- 朴葉が早く散る年は、雪が早い
- 蛇が木に登ると、雨になる
- 熊を捕ると、7日荒れる
- 雷の時、裸で居るとへそを取られる
- アリの巣をつぶすと、雨が降る
- コブシの花が良く咲く年は、大雨が降る
- ツバメが低く飛ぶと雨
- 入り雲(北行)は雨、出し雲(南行)は晴れ
天気 言い伝え(薩摩半島加世田市の場合)
- コッカゼ(東風)が吹くと大風
- 東の朝焼けは雨。西の夕焼けは天気。東の夕焼けは台風
- 長屋山に雲がかかれば雨(川畑・内山田・津貫・益山での伝承)
- 野間岳に雲がかかれば雨(小湊での伝承)
- 朝の一つ雷は隣にも行くな
- 夏、枕崎が鳴れば台風
- 蜂が低いところに巣を作れば台風
- 猫が面を洗えば天気(小湊)
- 猫が面を洗えば雨(竹屋)
- ビワ麦・梅田(ビワがたくさん採れた年は麦。梅が多いと稲が豊作)
- 柿が多いときは台風
- 雪の多い年は豊作
- 朝早く露が降りていたら晴れ。降りていなかったら雨
- 鍋の底にヘグロ(煤)が付くと晴れ
- 神経痛が出ると雨
天気 言い伝え(芦ノ湖の場合)
- 富士颪の3日後には雨か雪になる
台風以外には1年のうちに何回も吹かない冬の季節風で湖尻から箱根町湾に湖を
縦に吹き抜けます。いつもは静かな箱根湾が大荒れになる風で、雪を背負った富
士山の山肌をかすめて吹き降りてくる冷たい風を地元の人は富士オロシと言って
いますが、不思議とこの風が吹いた三日後には天気が崩れて雨か雪になると言わ
れています。 - 伊東ナライが吹くと天候が崩れる前兆
北東風や東風を総称して地元の人はナライと呼んでいますが、それでもやや駒ケ
岳方向にむけて吹く風のことを伊東ナライと呼んでいます。この風も天気が崩れ
る前兆と昔から言い伝えられています。 - むこううら(対岸)が近いと雨
湖の対岸がくっきりと近くに見える時は天気が崩れると言われています。 - 富士山が傘を被ると次の日は雨
富士山に一重から三重の傘雲がかかることがよくありますが、次の日は雨が降る
と言われているようです。 - 御殿場線の汽笛が聞こえると天気が崩れる
昔の話ですがが、御殿場線が蒸気機関車だった頃対岸の山を越えて汽笛の音が聞
こえてくることがありましたが近いうちに天気が崩れると言われていたそうです
。 - 富士山が雪帽子をかぶると、台風は来ない
富士山の山頂に初雪が降る頃には、もう日本には台風は上陸しません。地元の漁
師さんたちは台風シーズンが完全に去った目安していたそうです。
<あかっぱら時化(じけ)について>
ウグイのことを箱根地方ではあかっぱらと呼んでいます。 春の終りの大きな低気
圧のことを、箱根地方では「あかっぱら時化」と言っているそうです。地元の漁
師や自然相手に仕事している者にとっては天候にはかなり神経を使っていること
と思います。普通の台風ですと遥か日本の南方上に位置するときから大騒ぎして
いますが、いざ台風がやって来ると騒ぎの割には肩透かし、といったことが多い
もの。ところがあかっぱら時化(じけ)と呼ばれる春の大きな低気圧はたいした
前触れも無く突然やって来て台風よりも大きな被害を被ることが多く、地元の人
達には台風より恐れられているのです。ちなみに地形的に風当たりの強い大涌谷
や駒ヶ岳の山頂では風速が60メートルを超えることもしばしばで、地面に敷いて
あるコンクリートの平板が剥がれて飛んだこともあるそうです。ちょうどこ時期
、水の中ではウグイや鯉・鮒・ブラックバスなどの温水魚が産卵のためにスタン
バイします。この低気圧がもたらす風雨により勢いづいた湧水や川の流れに真っ
先にウグイが産卵をスタートさせます。以上のようなことからこの低気圧のこと
を「あかっぱらじけ」と呼ぶようになったのです。
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